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◇◆第2章:転送メールサービス◆◇

. 皆さん今日は。今日はメールの転送サービスについて見ていきたいと思います。有料のも含めると結構な数になると思うのですが、今日は無料のものを2つ紹介します。Anet(http://www.anet.ne.jp/)とCLUB BB(http://www.clubbbq.com)のサービスが代表的です。

どうして、両サービスとも無料かというと、広告収入でまかなっているからです。すなわち、Anetの場合、○×△@anet.ne.jpというメールアドレスがもらえるのですが、このメールアドレスに届くメールのヘッダーやフッターにスポンサーの広告が入るのです。Anetさんとしては、できるだけ多くの人に広告を見てもらいたいので、メール転送サービスは無料となっています。Anetでは、他にもFax転送サービスなどもやっていますが、こちらの方は最近、有料になりました。

企画屋さんの方はどうかと言うと、登録すると、不定期的にダイレクトメールが送られてきたり、時折、アンケートに答えなければなりません。でも、ヘッダーやフッターに広告が毎回、入ったりしないので、愛読するメールマガジンをオリジナルの形で保存しやすく、こちらの方が好きという人もいるでしょう。

また、企画屋さんの方が、メールアドレスの形に選択肢が多いです。つまり○×△@の後ろは、 自分で決めた好きな名前(サブドメイン名と呼んでいるようです)+.club.or.jp、 サブドメイン名+.forum.or.jp、サブドメイン名+.goukaku.comなどいろいろ選べるのである。その他、design.co.jp、office.ne.jp、vip.co.jp、hot.co.jp、104.netもドメイン名として使える。

それでは、転送メールはどんな時に便利かということを考えてみたいと思います。

1. スパムメール予防法として
前回のMILでも書いたように、もし変質的なスパマーやサイバーストーカーに狙われるようになった場合に、プロバイダー契約で得たメールアドレスだけだと、プロバイダー変更ということにもなりかねず、泣くに泣けない。でも、転送メールなら、潰すのは容易だ。転送アドレスの変更も簡単にできる。メールフレンド募集、売ります・買います、ニュースグループへの投稿、掲示板への書き込みなどをする場合には、この転送アドレスを使うほうが無難だ。

2. プライベート用と仕事用を分けるために
例えば、会社でインターネットをしていて、仕事用に来るメールとプライベートに読みたいメールを簡単に仕分けする方法として、転送サービスを利用する方法。 Outlook Expressなら、受信トレイアシスタントを使って、[ツール]→[受信トレイアシスタント]→[追加]で、設定が出来る。宛先の欄に、その転送アドレスを入力して、[次の処理を実行する]の[移動先]をチェックし、移動先のフォルダー名を選択する。これで、プライベートなメールと会社のメールがごっちゃにならなくて済む。

何人かでコンピュータを共有して使っている場合などは、なおさら便利であろう。

3.分かりやすいメールアドレスにするために
学校などでメールアドレスを供給されている方の中には、ve325716@○×△.co.jpなんてメールアドレスの人もいるでしょう。でも、これでは、友人や知人になかなかメールアドレスを覚えてもらえないし、何よりも個性がなくて嫌ですよね。やっぱり自分の名前などを使いたいもの。そこで、このAnetさんや企画屋さんのサービスを使えば、shimizu@anet.ne.jpとかkyoko@yamada.vip.co.jpなんていう分かりやすいメールアドレスに変身させることが簡単に出来てしまいます。

4.プロバイダーを将来、変えても大丈夫なように
プロバイダーを変えると、当然の如くメールアドレスも変わる。この新しいメールアドレスを友人や取引先に周知させるのは、結構骨が折れますよね。しかし、転送メールサービスを利用すれば、パーマネントアドレス(半永久的に使うことができるアドレス)として使うことができます。転送メールサービスの設定を変えるだけで言い訳です。友達・取引先にこの転送メールアドレスの方を知らせておけば、プロバイダーを変えても大丈夫で、非常に便利です。

5.格安ドメインとして
ドメインを取得したくてもお金がなくてできない。そんな人には、Digiweb Japanさんの転送サービスを利用して、擬似ドメインとして利用する事も可能だ。取得できる転送アドレスに幅があるので、好きなドメイン名もどきを演出できる。例えば、木村さんという人がデザイン事務所を持つとすると、info@kimura.design.co.jpとすることもできる。It sounds very good, isn't it?

杉田さんが事務所を持っているなら、info@sugita.office.co.jpなんて使えちゃう。私のmylife@internet.clu.or.jpもそうです。私のように、本格的なビジネスとしてするのではなく、ただのメールマガジン好きがメールマガジンを発行する時に利用したりする分には、非常に重宝します。そして、この擬似ドメイン付きアドレスに来たメールは、プライベートのメールと分けておけば、整理も簡単だ。(もちろん、独自のドメイン名でWebを構えるには、別の有料サービスを利用するしかないと思います)

このように便利な転送サービスですが、悪用は禁物です。自分のアイデンティティーを分かり難くするためとか。人に迷惑をかけることは、やめましょう。ネチケットを守ることは重要です。


次回は、快適なインターネットに不可欠な「賢いプロバイダー選びのコツ」です。 今使っているプロバイダーに満足していない方、必読です。


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